モバイルWi-Fiルーターなど、無線によるインターネット回線には4G LTEやWiMAXなどいくつかの通信方式があります。
しかし、どちらがどう良くて、どんな違いがあるのか?どのサービスと契約したら4G LTEやWiMAXを使えるようになるのか?など、初心者の中には分からない人も多いと思います。
そこでこのページでは、初心者でも理解しやすいように実用例を交えながら4G LTEとWiMAXの違いを解説していきたいと思います。特に「これからモバイルWi-Fiルーターを使ってみたい」と考えている人は参考にしてみてください。
4G LTEとWiMAXの違いを実用例から比較
いきなり4G LTEとWiMAXの違いを細かく説明するのも退屈なので、まずは身近な例を取り入れながら解説していきます。
4G LTEはこうすれば使える
4G LTEとは、簡単に言えばドコモ・au・ソフトバンクなど、携帯会社でお馴染みの会社の回線を使った通信方式です。
少し前までは3G回線が有名でしたが、最近になって3Gよりも速度をさらにパワーアップさせた「4G LTE」なるものが誕生しました。現在スマホを使っている人なら、「4G」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
そうしたことから、ドコモ・au・ソフトバンクの会社でモバイルWi-Fiルーターを契約すれば、4G LTEでデータ通信を行うことになります。
4G LTEを使うのであれば、普段私たちが使っているスマホと同じ回線を使うことになるので、利用可能エリアも広いですし、回線も比較的安定しています。ただし、月額料金はどちらかというと高く(Yahoo!は除く)、月7GB制限があるので、速度制限を気にせずたっぷりインターネットを楽しみたい人には不向きです。
WiMAXはこうすれば使える
続いて、WiMAXの実用例を紹介していきます。
WiMAXというのは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの回線を使うのではなく、UQコミュニケーションズという会社(KDDIグループ)が所有しているインターネット回線を利用したデータ通信サービスです。
以下のような、ガチャピンとムックがPRしている通信サービスであり、WiMAXは2009年から始まりました。
また、現在はとくとくBB WiMAXやSo-net WiMAXなど数あるプロバイダの中から好きなプロバイダを経由してWiMAXと契約できるようになっています。そのため、少しでも内容の良いキャンペーンを実施しているところを選ぶとお得です。
WiMAXを契約する時はギガ放題プランを選べば、制限のゆるい3日10GB制限しかないので使い勝手が良いです。ただし、4G LTEほど通信可能エリアは広くない(全国の主要都市は99%カバーしている)ので注意してください。
『徹底解説!WiMAX2+の3日10GB制限はどれくらい快適か?』
まとめ
それでは最後にまとめていきます。
【4G LTEとWiMAXの違いについて】
- 4G LTE
- ドコモ・au・ソフトバンク等の回線を利用した通信方法
- 利用可能エリアは携帯(スマホ)と同じで広い
- 4G LTEは障害物を回り込める電波
- 月7GB制限は必ずある
- WiMAX
- UQコミュニケーションズの回線を利用した通信方法
- 全国の主要都市は99%カバーしているが4G LTEほどエリアは広くない
- WiMAXは障害物に弱い電波
- ギガ放題プランを選択すれば制限のゆるい3日10GB制限だけで済む
どちらがいいかは、人によってインターネットの利用頻度や経済状況が異なるので断言できませんが、私のように頻繁にインターネットを使い、動画も見るが、オンラインゲームはしないような人は制限が大したことないWiMAXのギガ放題プランが向いていると思います。
逆に、普段からホームページの閲覧しかせず、月に7GBも使わないような人はYahoo!のポケットWi-Fiが良いでしょう。