WiMAXの情報はネット上にたくさん溢れていますが、いったいどれを信じていいのか分かりません。特に、これからWiMAXを使ってみようと考えている人は通信速度が最も気になっているのではないでしょうか?
しかし、いくら調べてみても、どの通信速度を信じていいものなのか、制限がかかった時の速度はどれだけ遅いのか、いまいちピンと来ませんよね。
私もそうでした。いくら調べてもどれを本当に信じていいのか分からず、混乱してしまっていました。ですが実際にWiMAXを使うようになって、スピードが分かってきました。
そこで今回は、いつ、どの辺りで、何時ごろに測定したのかを明らかにしながら、WiMAXの実測値を紹介していきたいと思います。
測定日は2016年6月12~14日
私がWiMAXの実際の速度を測定したのは、2016年6月12日から14日の間です。
ちなみに、2015年にUQコミュニケーションズがお客さん達から集団訴訟を起こされたのを知っているでしょうか?理由としては、多くのユーザーがギガ放題プランにある速度制限に不満を持ったためです。
そこでUQコミュニケーションズは2015年7月14日に「速度制限を緩和する」と発表を行いました。そのため、現在は3日3GBの速度制限が発生してもそこまで遅くならなくなりました。
測定場所は東京23区外の自宅
私の自宅は東京の23区外の、中央線沿い辺りにあります。
WiMAXのエリアマップを見てみると、しっかりとエリアに入っていました。
WiMAXの実際の速度を紹介します
制限なしの時のWiMAXの実際の速度
2016年6月12日の時点では3日3GB制限は発生していませんでした。
※2017/2/2より3日10GB制限になりました⇒『徹底解説!WiMAX2+の3日10GB制限はどれくらい快適か?』
そして、この時(昼間)のWiMAXの通信速度は19.96Mbpsでした。かなり速度が出ていることが分かります。この後も何度か測定してみましたが、20Mbps程度は出ていました。
3日3GBの制限がある時のWiMAXの実際の速度
12日の間に、YouTubeの動画4つを高画質(1080p)で同時に再生することで、大量のデータ通信を行いました。約3時間連続で再生することで、3GBを超えることが出来ました。
ただ、3GBを超えたからといって、すぐに速度制限が発生するわけではありません。速度制限が開始されるのは次の日のお昼頃です。
13日の夜に速度制限中のWiMAXの速度を測定
私の場合は次の日13日の、午後3時頃から速度制限が始まりました。
そして13日の夜22時、多くの人がインターネットを使い、回線が混雑する時間帯にWiMAXの測定を行いました。すると、速度は5.07Mbpsでした。この速度なら「遅い」なんて感じることはまずありません。
試しにこの制限が発生している状態で、YouTubeの動画を高画質1080pで再生してみましたが、一度も止まることはありませんでした。再生する速度より読み込みのほうが早いので止まる雰囲気は皆無でした。
14日の昼間に速度制限中のWiMAXの速度を測定
続いて、次の日14日の昼間にも通信速度の測定を行いました。もちろんこの時も速度制限は継続中です。『3日3GB制限の仕組みについて詳しく知りたい方はこちら』
3回連続で測定しました。
この時はWiMAXにスマホとノートパソコンを同時にネット接続していました。また、ラジオを聞いていたので多少電波の干渉が行われていました(ラジオにWiMAXのルーターを近づけると「ブーン」と鳴る)。
しかし、このような状態でも、5Mbps以上は速度が出ていました。これを速度制限と言うのなら、私にとっては制限なんてないようなものです。
まとめ
WiMAXを使う前は、どれ程通信速度が出るのか使ってみるまで分からないですし、不安はぬぐえません。ですが、今回WiMAXの実際の速度を測ってみたことで、改めて安心できました。
住んでいる地域によってはWiMAXの速度は変わってくると思いますが、極端に田舎でなければ心配する必要はないんじゃないかと思っています。