WiMAXの端末(ルーター)には、大きく分けて2つの種類があります。
WiMAXは端末によって、使える電波の種類が異なるのです。
さて、au 4G LTEの電波に対応している端末には、ハイスピードプラスエリアモード(設定)があります。これに切り替えることで、WiMAX2+の電波よりもエリアの広いauの回線を利用し、インターネットを楽しむことが出来ます。
しかし、このハイスピードプラスエリアモードには注意点があります。なんと、切り替えることで本来の月額料金にさらに料金がプラスされてしまうのです。
そこでこのページでは、ハイスピードプラスエリアモードの料金面について解説していきたいと思います。
ハイスピードプラスエリアモードは無料ではない
今はWiMAX端末に様々なモード・設定が備わっており、自分で自由に切り替えることが出来るようになっています。しかし、ハイスピードプラスエリアモードに関しては、1度でも切り替えれば料金が発生してしまいます。
【ハイスピードプラスエリアモードの料金】
ハイスピードプラスエリアモードを設定された月は別途LTEオプション料1,005円/月がかかる。日割りは行われない。
例えば、ハイスピードプラスエリアモードに設定しなければ、月額料金4,380円(ギガ放題プランの場合)で済んでいたところが、1度でもハイスピードプラスエリアモードに設定することで別途1,005円が発生し、その月の月額料金は5,385円(4,380円+1,005円)になってしまうのです。
また、日割りがないことから、月初めにハイスピードプラスエリアモードを利用し始めても、月末に少しハイスピードプラスエリアモードを利用しても、その月に追加される料金1,005円に変わりはありません。
ちなみに、ハイスピードプラスエリアモードは切り替えた月にのみ1,005円が発生するだけで、翌月になってハイスピードプラスエリアモードを利用しなければ、その月は1,005円は課金されません。
切り替えるごとに1,005円が課金されるわけではない
ハイスピードプラスエリアモードが有料だと聞くと、「じゃあハイスピードプラスエリアモードに切り換えるごとに1,005円が月額料金に上乗せされるの…?」と不安になる人がいます。
しかし、これについては心配いりません。
1度ハイスピードプラスエリアモードに切り替えた月は、その後ハイスピードモードに戻して、再度ハイスピードプラスエリアモードに切り替えても1,005円が月額料金に追加されることはありません。
要するに、ハイスピードプラスエリアモードの1,005円が課金されるのは、その月の1回目にハイスピードプラスエリアモードに切り替えた時だけです。
ハイスピードプラスエリアモードの注意点
ただし、ハイスピードプラスエリアモードにはギガ放題プラン・通常プランに問わず、月7GB制限がありますから、7GB以上使ってしまうと翌月まで超低速の128Kbpsに速度が制限されてしまいます。
また、この制限が発生すると、たとえギガ放題プランを契約していても、ハイスピードモードにも同様の速度制限がかけられてしまいます。
【月間のデータ利用量による速度制限】
ハイスピードモードの「WiMAX2+」通信において、月間のデータ通信量による速度制限はありません。
ただし、LTEオプション対応機種にて、「ハイスピードプラスエリアモード」での「WiMAX2+」および「au 4G LTE」の当月の通信量の合計が7GB以上となった場合、当月末までの「WiMAX2+」および「au 4G LTE」の通信速度が送受信最大128Kbpsとなります。なお、この制限が適用された後は「ハイスピードモード」の「WiMAX2+」通信もその制限の対象となります。
「UQ Flatツープラス ギガ放題」の速度制限について|UQ WiMAX
そのため、よほどWiMAX2+の電波が届かないところでない限りは、ハイスピードプラスエリアモードは控えたほうが良いでしょう。
まとめ
ハイスピードプラスエリアモードは、auのLTE回線を利用した、速くてエリアの広いモードです。なので、場合によっては役に立ちます。
しかし、有料であることと、7GB制限が発生した時にWiMAX2+のモード(ハイスピードモード)にも速度制限が飛び火してしまう欠点があります。
使い方には注意しましょう。
※追記
2016年11月1日より、「auスマートバリューmine」加入者は無料でハイスピードプラスエリアモードを使えるようになりました。
『WiMAX2+の「LTEオプション」が無料に!対象は「auスマートバリューmine」加入者』
※追記
2017年6月より、3年契約をした人は無料でハイスピードプラスエリアモードを使えるようになりました。