最近CMなどで目にする「どんなときもWiFi」。通信が無制限で、海外でも使えるということですから、相当便利なように聞えます。ネット上の声を見ていると、WiMAXから「どんなときもWiFi」に乗り換えた人もいるようです。
「無制限&海外もOK」ということは、これ1台あれば無敵なように思えますよね。特に1人暮らしや、頻繫に海外に行く人からしたら、お手頃価格で、どこでもネットができるんですから困ることはありません。
しかし、安易に契約すると痛い目を見る可能性もあります。メリットもあれば、当然デメリットも存在します。特に思ったのが、「長い目で見た時に本当にお得か疑問…」ってことでした。
そこで今回は、「どんなときもWiFi」のメリットと、知っておくべきデメリットも解説していきたいと思います。契約を失敗したくない人はぜひ参考にしてみてください。
「どんなときもWiFi」の10のメリット
1. 不正に大量通信しなければネット使い放題
「どんなときもWiFi」は、通信制限を一切設けていません。だから、WiMAXの「3日10GB制限」や、ポケットWi-Fiの「月7GB制限」のような悩みが発生しないのです。
ただし例外はあります。
ホームページには「違法ダウンロード、不正利用、大容量通信によるネットワークの占有を行なった場合、通信速度を制限する場合があります。」と書いてあります。さて、これを見て「どゆこと?」と思った人は、だいたい当てはまらないので心配する必要はありません。当てはまるのは通常じゃあり得ないような大量通信をする人だけ。
例えば、「動画をたくさん観る」や「ゲームで通信をたくさん行なう」といった人は制限されるようなことはないので大丈夫です。
ということで、無制限にインターネットを楽しめるのは「どんなときもWiFi」の大きなメリットです。
2. トリプルキャリアネットワークに対応
「どんなときもWiFi」は、利用する場所によって、docomo、au、softbankの3つの通信回線を最適になるように使い分けます。言い方を変えると、3つのエリアが利用可能なので、よりつながりやすくなっているのです。
従来であれば、ポケットWi-Fiなら、docomo、au、softbankのどれか1つの通信回線しか使えませんでした。また、WiMAXならUQコミュニケーションズの回線に頼るしかありませんでした。
このように、日本のほとんどのエリアに対応していることから、使っていて安心感があります。
3. 定額で安心
「どんなときもWiFi」はプランが「データ放題プラン」の1つしかなく、迷う心配がありません。月額料金も2年間は3,480円で、25ヶ月以降は3,980円と定額です。
支払い方法は口座振替も選べますが…、
そうするとクレジットカード払いよりも月々500円も高くなってしまうので、必ずクレジットカードで支払うようにしましょう。
とにかく、料金がわかりやすいのはいいですね。
4. 月額料金がWiMAXより若干安い
「どんなときもWiFi」はクレジットカード払いで、最初の2年間が3,480円、その後がずっと3,980円です。
では、WiMAXで最安値のとくとくBB WiMAXはどうかというと、月額4,263円です。実際は数万円のキャッシュバックキャンペーンがあるのでお得なことには変わりないですが、それでも「どんなときもWiFi」のほうが、毎月の出費が少ない点で契約しやすいですよね。
通信無制限で3,480円は相場を見てもかなり安いほうです。
5. 別途料金が発生するが海外旅行にもそのまま使える
特に新たな契約をすることもなく、海外に「どんなときもWiFi」を持っていき、電源を入れれば、すぐにインターネット通信ができます。非常にお手軽なのです。
ただ、海外での利用については定額料金に含まれておらず、日数分の追加料金が別途発生します。
具体的には、利用国によって1,280~1,880円が、通信を使った日数分かかってくるのです。
もし、より安く海外用のレンタルWi-Fiが使いたいのであれば、グローバルモバイルという企業のサービスを使うのがいいですが↓
安いといっても1日に数百円程度しか変わらないので、お金に余裕のある人なら「どんなときもWiFi」を利用するのもいいでしょう。なにより、受取と返却をしなくて済みますから。
6. 最短即日発送に対応
「どんなときもWiFi」は即日発送に対応しています。ただし条件があります。
【即日発送の条件】
- 平日なら13時、土曜なら11時までに受付を済ませなければならない。日曜と祝日は配送していない
- 申込の混雑状況や、端末の在庫状況によっては、即日発送ができない場合もあり
- 支払いを「口座振替」にした人、本人確認書類の提出が必要な場合は即日発送不可
すぐに使い始めたい人は、早めに申し込みましょう。
7. 十分な通信速度
受信速度は最大150Mbps、送信速度は最大50Mbpsとなっています。実際にここまでの速度が出ることはありませんが、動画視聴などのネット利用には十分足ります。普段から動画を見ている人は満足できるでしょう。
8. 最大5台まで同時接続できる
「どんなときもWiFi」は、同時に5つの通信機器をネットに接続することができます。なので、複数人による自宅でのネット利用にも使えます。
例えば3人家族なら、3つのスマホ、2つのパソコンに同時にインターネット接続することもできるのです。
現実的な話をすると、家族でネットを使うならビッグローブ光等の固定回線を契約したほうが快適性は増しますが、1人暮らしであれば「どんなときもWiFi」で安くネット環境を用意すればいいでしょう。
9. 自宅に着いたらすぐネットが始められる
「どんなときもWiFi」の端末が自宅に届いたら、スマホ、パソコンのほうで簡単なWi-Fi設定をすれば、すぐにインターネットが使えるようになります。固定回線のように回線を引く作業がないのでラクです。
10. 「いつでも解約サポート」サービスを使えば解約違約金が無料になる
もし「どんなときもWiFi」を契約した後で、「やっぱり固定回線にしておけば良かった…」と思った場合、解約違約金0円で、他の回線に乗り換えることができます。
条件として、「どんなときもWiFi」経由で乗り換える必要がありますが、違約金ナシでタダで乗り換えられるので無駄な出費を出さなくて済みます。
ですので、「どんなときもWiFiにするか、固定回線にするかで迷っている…」といった人は、とりあえず「どんなときもWiFi」を契約してみて、それでも嫌だったら「いつでも解約サポート」を使って別回線に乗り換えましょう。
「どんなときもWiFi」の3つのデメリット
1. 端末はレンタル品だから最終的には返却が必須
「どんなときもWiFi」の端末はあくまでレンタル品です。最終的には送料お客様負担で返却しなければなりません。
返却するのはいいとしても、例えば「端末が壊れたから解約して返却してしまおう」と考えた時に、端末が故障していると機器損害金18,000円が追加でかかることがあります。
2. あんしん補償は入っていたほうがいい
機器損害金18,000円を回避するためにも、「あんしん補償」は入っておいたほうが無難です。月額400円ですから、「18,000円÷400円=45ヶ月=3年と9ヶ月」。3年9ヶ月も使っていれば故障する確率が高いので、入っておくべき。
注意点として、「あんしん補償」は端末契約と同時加入のみ認められています。
途中から加入したり、途中で解除して再加入するようなことはできません。
ということで、月額料金以外に、「あんしん補償」が400円かかると考えておきましょう。
3. 海外利用するなら別で海外用レンタルWi-Fiを使ったほうが安い
上のほうでも説明しましたが、海外利用をメインで考えているなら、グローバルモバイル社のサービスのほうが若干安いです↓
安さ重視で考えている人は、「どんなときもWiFi」を海外で使うのは控えたほうがいいかもしれません。
まとめ
さて、いろいろ書いてきましたが、「どんなときもWiFi」は比較的安い料金で、無制限でインターネットが使えるようになる、便利なサービスです。docomo・au・Softbankの3キャリアの回線に対応しているのも大きなメリットです。
端末がレンタル品だから最終的には返却する必要は出てくるので、「返却するまでに故障したら嫌だなぁ」という心配はあるものの、これは「あんしん補償(月々400円)」をつけることで解決できます。
結論としては、今あるモバイルWi-Fiサービスの中では、だいぶいいものが出てきたなぁと思っています。おすすめです。