WiMAXの端末(ルーター)には、大きく分けて2つの種類があります。
【WiMAX端末2つの種類】
- WiMAX2+の電波に対応している
- WiMAX2+・au 4G LTEの電波に対応している
そして、au 4G LTEに対応している端末には、ハイスピードプラスエリアモードが備わっています。
このモードはauのLTE回線を利用した通信方法を使うため、WiMAX2+の電波が届きにくいところや、WiMAX2+エリア外にいる時に役に立ちます。
しかし、利用すると追加料金が発生し、使いすぎると通信制限が発生してしまうデメリットも存在します。
『ハイスピードプラスエリアモードは無料じゃないから注意して!』
そこで今回は、ハイスピードプラスエリアモードにおける通信制限の内容について解説していきたいと思います。なかなか厳しいものですから、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
ハイスピードプラスエリアモードの通信制限とは?
ハイスピードプラスエリアモードには通信制限が設けられています。
それは月7GB制限です。
要するに、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えた状態で7GB以上のデータ通信を行ってしまうと、速度制限がかけられてしまうのです。
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限とは?
もしハイスピードプラスエリアモードで7GBを超えてしまうと、超低速の128Kbpsへと通信速度が抑えられてしまいます。
ちなみに、これは翌月まで続きます。
(※翌月1日の0:00に速度制限は解除される)
また、あなたがたとえギガ放題プランに加入していても、ハイスピードプラスエリアモードにはこの速度制限が適用されますから、使い過ぎには注意が必要です。
制限後はハイスピードモードにも影響する
ギガ放題プランの良いところは、なんといってもハイスピードモード(WiMAX2+)における月間の使用通信量に制限がないことです(「月7GBまで」といった制限がない)。
月にいくらデータ通信を行っても128Kbpsのような超低速には制限されないのです。
また、3日10GB制限はあるものの、これについてもそこまで厳しい速度規制は行われませんから、過剰に心配する必要はありません。
ただし、例外があります。
ハイスピードプラスエリアモードで月7GBの通信制限がかけられてしまうと、ハイスピードモードにも同時に通信制限が発生してしまうのです。たとえギガ放題プランに加入していたとしても、です。
詳しくは、UQコミュニケーションズのホームページに書いてあります。
【月間のデータ利用量による速度制限】
ハイスピードモードの「WiMAX2+」通信において、月間のデータ通信量による速度制限はありません。
ただし、LTEオプション対応機種にて、「ハイスピードプラスエリアモード」での「WiMAX2+」および「au 4G LTE」の当月の通信量の合計が7GB以上となった場合、当月末までの「WiMAX2+」および「au 4G LTE」の通信速度が送受信最大128Kbpsとなります。なお、この制限が適用された後は「ハイスピードモード」の「WiMAX2+」通信もその制限の対象となります。
「UQ Flatツープラス ギガ放題」の速度制限について|UQ WiMAX
せっかくギガ放題プランに加入しているのに月間の通信制限にさらされるなんて複雑な気持ちになりますが、こうしたルールがすでにあるので、無視は出来ません。
そのため、ハイスピードプラスエリアモードの使い過ぎには注意したほうが良いでしょう。
まとめ
ハイスピードプラスエリアモードをメインで使ってしまうと、速度制限がかけられた時に非常に不便になってしまいます。
なので、基本的にはWiMAX2+の電波を使うハイスピードモードを使うように心掛け、どうしても電波が悪い時だけ一時的にハイスピードプラスエリアモードに切り替えるような使い方をしましょう。