最近はWiMAXを自宅のメインインターネット回線として使おうと考える人も出てきました。そんな時に考えるのが、「WiMAXって複数の機器を同時にネットに接続できるのかな?」という疑問です。
家族がいる場合は複数人でWiMAXの回線を使いたいでしょうし、たとえ1人暮らしだとしてもスマホやノートパソコン、タブレットなどの端末を同時に使いたいこともあるはずです。
そこでこのページでは、WiMAXは複数台の通信機器をインターネットに同時接続できるのか、何か注意点はあるのか、について解説していきたいと思います。
WiMAXは複数台の機器をネットに同時接続できる
WiMAXを1つ契約しておけば、複数の機器を同時にインターネットに接続することが可能です。
例えば、家族がいる人なら、自分がノートパソコンでネットサーフィンをしている間に、奥さん(旦那)がスマホで調べもの、さらにこれと同時に子供が3DS(PSP)でオンラインゲームをして遊ぶことも出来ます。
また、1人暮らしであれば、例えばデスクトップパソコンをネットにつないで作業をしている途中で、スマホに届いた友人からのLINE(メール)に返信することが出来ます。
要するに、WiMAXのモバイルルーターを1つ契約していれば、その1つの回線を複数台で共有することが出来るのです。
ちなみに、WiMAX1つで複数の機器をネットに繋げられるからといって、赤の他人に電波が使われることはありません。詳しくは『ルーターの電波(Wi-Fi)を使うためにパスワードを打ち込む』を読んでみましょう。
通信機器は何台まで同時接続が出来るのか?
いくらWiMAXが同時接続できるからといっても、無限大に通信機器をネットに繋げられるわけではありません。これには限度があります。
WiMAX端末によって多少違いはありますが、今のWiMAXは、1つのルーターにつき最大で10台の通信機器を同時接続することが出来ます。
大家族でなければ同時に10台も通信機器を使うことはないと思うので、あまり心配する必要はないでしょう。
同時に接続する機器が増えるほど通信速度は遅くなるのか?
WiMAXを複数台で使うということは、先程も言った通り、1つの回線を共有するということです。
そのため、同時にインターネットに接続する通信機器が増えれば増えるほど、回線は混み合って通信速度は遅くなります。
極端なことを言ってしまうと、1つのWiMAXで10人が同時にオンラインゲームをすれば、快適性は下がります。単純に計算すると、この場合、1人でオンラインゲームをしている時の1/10の速度にまで下がってしまうのです。
WiMAXの同時接続の注意点
WiMAXを1つ契約しておけば、複数の端末をインターネットに接続することは出来るのですが、これには外せない条件があります。
それは、インターネットに繋げたい通信機器とWiMAXのルーターが近くにあることです。
スマホやパソコン、タブレットなどがWiMAXの回線を経由してインターネットにつながるためには、WiMAXのルーターから発せられる電波(Wi-Fi)をキャッチ出来なければなりません。
そのため、例えば、家族の誰かが外出する際にWiMAXのルーターを持って行ってしまったら、自宅に別途ネット回線を契約していない限りインターネットを利用することは出来なくなるのです。これはほとんどの人が知っていることだと思いますが、分かっていなかった人は気を付けましょう。
まとめ
WiMAXはたった1つで複数の通信機器を使えてしまうのですから、とても使い勝手が良いです。
設定についても、WiMAXに繋ぎたい通信機器の設定画面へ、WiMAX端末に記載されているパスワードを入力するだけで済みますし、このように難しい手間がないところも魅力です。