WiMAXは仕組みが固定回線とは違うため、人によっては「プロバイダって必要なの?それとも不要なの?」と疑問に思うことがあります。
結論を言ってしまうと、WiMAXは別途プロバイダと契約する必要はありません。なぜなら、WiMAXの契約には「回線+プロバイダ」の料金が含まれているからです。
そこでこのページでは、もっと具体的にWiMAXとプロバイダの関係性を説明していきたいと思います。一通り読めば、最適なWiMAXの契約方法が分かるはずです。
WiMAXとプロバイダとの関係
WiMAXとプロバイダとの関係を把握するなら、固定回線(光回線・ADSL)のプロバイダの仕組みと比較すると分かりやすいです。
固定回線とプロバイダ
光回線やADSLなどと契約する時は基本的に、
- NTT東日本・西日本のインターネット回線(フレッツ光)
- BIGLOBEやSo-net、OCNなどのプロバイダ
のそれぞれ2つと契約する必要がありました(支払う時は別々)。
回線を契約するだけではインターネットを利用することは出来ず、プロバイダとも契約して、モデムを借りることでようやくインターネットが利用できるようになるのです。
WiMAXとプロバイダ
WiMAXの場合は、月額料金にWiMAX回線料金とプロバイダ料金が含まれています。
【具体例:UQ WiMAXの場合】
月額料金4,380円に、UQコミュニケーションズ所有のWiMAX回線料金と、プロバイダ料金(端末に挿入するUQ WiMAXのSIMカード代)が含まれている。
【具体例:とくとくBB WiMAXの場合】
月額料金4,170円に、UQコミュニケーションズ所有のWiMAX回線料金と、プロバイダ料金(端末に挿入するとくとくBB WiMAXのSIMカード代)が含まれている。
【具体例:So-net WiMAXの場合】
月額料金4,180円に、UQコミュニケーションズ所有のWiMAX回線料金と、プロバイダ料金(端末に挿入するSo-net WiMAXのSIMカード代)が含まれている。
WiMAX回線はUQコミュニケーションズが管理しているため、どんなプロバイダからWiMAXを申し込んだとしても、必ず同じ回線を利用することになります。なので、どのプロバイダを使っても通信速度やつながりやすさは全く変わりません。
また、SIMカードについては、固定回線で言うところのモデムに似ています。SIMカードがWiMAX端末に挿入されることでインターネットが使えるようになります。
そして確実に言えることは、どこから申し込んでも契約形態に大差はないということ。UQ WiMAXと契約すればUQ WiMAXにのみ月額料金を支払うことになりますし、とくとくBB WiMAXと契約すればとくとくBB WiMAXにのみ月額料金を支払うことになります。
固定回線のように、回線とプロバイダ別々にお支払いをするなんてことにはならないのです。
WiMAXはどこから申し込むべきか?
結局WiMAXは、本家のUQ WiMAXに直接申し込んでもその他のWiMAXプロバイダ経由で申し込んでも、使う回線は同じ(速度、つながりやすさに変わりなし)で、支払う会社も1ヶ所だけなので、あまり違いはないと言えます。
ではいったい何が違うのかというと、料金に関する部分です。
UQ WiMAXならば月額料金は定価の4,380円ですが、その他のプロバイダ経由ならもう少し安い月額料金で利用でき、さらに高額キャッシュバックキャンペーンなどもあります。
各プロバイダは料金による差別化を行い、シェアの奪い合いを行っているのです。そのため私たち利用者は、主に金額面を比較してWiMAXプロバイダを決定していくと良いでしょう。比較については『おすすめWiMAXプロバイダの比較と選び方』のページにて、表を用いながら分かりやすく解説しています。
まとめ
WiMAXを格安で契約したい場合は業界最安値のとくとくBB WiMAXがおすすめです。また、支払い方法を口座振替にしたい場合はBIGLOBE WiMAXが最も安いです。
『口座振替の支払いが可能なWiMAXプロバイダと契約する方法』
しかし、安さよりも安心感やサポート体制がしっかりしたところと契約したい人も少なからずいると思います。そういった場合はUQ WiMAXに申し込んでしまいましょう。