WiMAXの繋がりやすさは雨などの天気に影響されると聞いたことがあります。雨になるとWiMAXの電波が届きにくくなり、通信速度が遅くなるというのです。
しかしこれは本当なのでしょうか?
日本に住んでいれば天気などコロコロと変わるのですから、雨になる度にWiMAXが使い物にならなくなったら、とてもじゃないですが耐えられません。
そこで今回は、実際に雨の日にWiMAXの通信速度を測定し、普段とどんな違いがあるのかを検証していきたいと思います。
今日はしっかり雨
写真を撮った時期はちょうど梅雨だったので、全国的に頻繁に雨が降っています。
もしWiMAXの電波が雨に影響されるというのなら、当然通信速度は落ちているはずです。それでは以下の測定結果を見ていきましょう。
雨はWiMAXの電波に影響を及ぼすのか?
晴れの日に測定した速度と、雨の日に測定した速度を見比べることで、雨がWiMAXの電波に影響を及ぼしているのかを検証してみたいと思います。
晴れの日のWiMAXの通信速度(速度制限あり)
晴れの日のお昼にWiMAXの通信速度を測定した結果です。速度は5.38Mbps出ていました。ちなみにこの時は3日3GB制限が発生していたので、制限なしの時よりも速度は遅くなっています。
本来の制限なしの状態の通信速度が知りたい人は『コレが実測値!WiMAXの実際の速度を測定しました』のページを参考にしてください。
雨の日のWiMAXの通信速度(速度制限あり)
これが雨の日のお昼に速度測定した結果です。通信速度は5.18Mbpsです。
この測定結果を見ると、晴れの時とほとんど変わりません。また、私が実際に雨の日にWiMAXを使っていても、そもそもが遅くないので、特に「遅いなぁ…」と感じたことはありません。
雨とWiMAXの電波の関係
WiMAXで使われている電波は、ドコモ・au・ソフトバンクなどで使われているものよりも周波数帯が高いものが使われています。
そして、周波数が高い電波は障害物(建物)を回り込むのが苦手なので、繋がりにくくなることがあります。
だからWiMAXは建物内や雨の日には電波が届きづらく、通信速度が遅くなると言われているのです。
まとめ
もしかしたら、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨が降ればWiMAXの速度が遅くなることもあるかもしれません。
しかし、ごく普通の雨であれば極端に遅くなることはないと感じたので、あまり心配しなくてもいいのでないでしょうか?