WiMAXは通常、外出先に持ち運んで使うモバイルインターネット回線です。しかし、それだけのためにWiMAXを契約するのは非常にもったいないと思います。
なぜなら、WiMAXは自宅用のメイン回線としても使えるからです。実際に、私は自宅のノートパソコンとスマホのネット回線としてWiMAXを利用しています。
少し前までは、「WiMAXはつながりにくい(エリアが狭い)」「WiMAXは速度が遅い」「WiMAXは制限がひどい」と言われていました。ですが最近は、状況がかなり変わってきました。
そこで今回は、WiMAXがいかに自宅でも使えるかを解説していきたいと思います。
WiMAXは自宅用のネット回線としても十分使える
WiMAXが自宅用としても十分使える理由を以下に紹介していきます。
速度の向上
数年前であれば、「WiMAXは速度が遅いからダメだ」と言われていました。というのも、この時は技術も進歩していなかったので最高速度は遅く、速度制限が発生した時は容赦なくスピードを落とされました。
しかし、技術の進歩により最高速度が110Mbpsから2倍の220Mbps(※現在は440Mbps)へと変わったことと、利用者の不満爆発で2015年7月14日に速度制限の緩和が発表されたことから、WiMAXの快適性は向上しました。
緩和された速度制限というのは3日10GB制限のことですが、たとえ制限が発生したとしてもサイト閲覧やYouTube標準画質レベルの動画は再生できるようになったのです。
『3日3GB制限中のWiMAX2+はYouTubeを再生することが出来るのか?』
これなら自宅でインターネットをするにも、普段使いなら問題ありません。
随時エリアが拡大されている
ひと昔前であれば「WiMAXはエリアから外れれば繋がらない」「WiMAXのエリアは狭い」と言われていました。確かにそうでした。前は少し主要都市から離れると電波が繋がりにくくなり、地下鉄などでは電波が遮断されました。
ですが、現在は主要都市はもちろんのこと、人がよく訪れる観光地や地下鉄などでもWiMAXが使えるようになっているのです。
それほどエリアが充実してきたと言えます。契約前に自分の家がエリア内に入っているか確認する必要はありますが、エリア内であれば心配する必要はないでしょう。
複数の通信機器を同時接続することが出来る
自宅でインターネットを使う場合は、いくつかの通信機器を同時に使いたいと思うこともあるでしょう。例えば、パソコン作業をしながらスマホをいじったり、と同時に他の誰かがオンラインゲームをしたり。
こういった場合でもWiMAXなら対応できます。WiMAXは1つのルーターで同時に複数の通信端末をネットに接続することが可能なのです。
そのため、家族がいる家庭でもWiMAXを自宅用のメイン回線として利用できます。
『WiMAXは複数台の機器をネットに同時接続することが可能!』
家用と外用を一本化することで節約になる
もし今、自宅ではフレッツ光などの固定回線を引いていて、外では別にスマホを契約しているとしたら、かなり費用がかさんでいると思います。毎月1万円以上インターネット関係で支払っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、WiMAXを利用すればこの大きな出費問題が解消します。
例えば、自宅のメイン回線をWiMAXにします。そして、スマホはプランを安いものに変えたり格安スマホに変更し、外出時のスマホのデータ通信もWiMAXで行えばいいのです。
こうすることで自宅用・外出用の別々でかかっていた出費をWiMAXに一本化でき、節約できるようになります。
まとめ
ではここまでのことをまとめていきます。
【WiMAXが自宅のメイン回線として使える理由】
- 昔に比べ速度が向上した
- 昔に比べ制限が緩和された
- 随時エリアが拡大されている
- 複数の通信機器を同時接続できる
巷で言われているよりもWiMAXの快適性は向上してきています。そのため、今こそWiMAXを見直し、使い始めるべきだと考えています。